ハードコンタクト26年目の視力変化とメガネ作成：専門家による解説

26年間もハードコンタクトレンズをご愛用されているとのこと、大変なご経験ですね！ 強度近視・乱視とのことですので、眼への負担も心配です。メガネ作成に関するご相談、丁寧に解説させていただきます。

① コンタクトレンズを外すと視力が変わるのは本当？

はい、本当です。特に長期間ハードコンタクトレンズを使用されている場合、角膜の形がレンズの影響を受けて変化している可能性があります。コンタクトレンズを外すと、角膜が元の形に戻ろうとするため、一時的に視力が変化することがあります。これは「コンタクトレンズ適合性」と密接に関係しています。 2週間程度の期間で元の状態に戻る、というのは、まさにその角膜の形状変化が回復する時間です。 メガネ屋さんが「本来の裸眼視力がでない」とおっしゃったのは、この角膜の形状変化が視力測定に影響を与えていることを意味しています。 あなたのケースでは、20分では角膜の形状が完全に元に戻るには短すぎる時間だった可能性が高いです。

② 視力変化は人による？体質による？

はい、その通りです。視力変化の程度は、個人の角膜の柔軟性、コンタクトレンズの装用時間、レンズの種類など、様々な要因によって異なります。 体質や生活習慣も影響するでしょう。 例えば、若い方や角膜が柔軟な方は、コンタクトレンズを外した後の視力変化が大きくなる傾向があります。 また、長時間コンタクトレンズを装用している方ほど、変化が顕著になる可能性があります。

③ ハードコンタクトとメガネの併用：正しいメガネ作成方法

メガネ屋さんのアドバイスは正しかったと言えます。ハードコンタクトレンズを外してから、最低でも数日、できれば2週間程度は経過してから視力検査を受けるのが理想です。 これは、角膜が元の状態に回復し、正確な視力を測定するためです。 あなたのケースでは、コンタクトレンズを外してすぐに検査を受けたため、測定された視力は一時的なものであり、普段の裸眼視力とは異なっていた可能性が高いです。

メガネの使い方を「コンタクトを外してから寝るまで」と説明されたとのことですが、まさにその状態での視力測定が重要です。 しかし、20分では短すぎましたね。 もし、再度メガネを作成するなら、コンタクトレンズを外してから少なくとも数日は待ってから、再度眼科医または眼鏡店を受診することを強くお勧めします。 そして、コンタクトレンズを外した状態での視力、そしてコンタクトレンズを装着した状態での視力、両方のデータを眼鏡店に伝えることが大切です。

今回のメガネの注文書に「片眼のみ乱視」と記載されているとのことですが、これはコンタクトレンズ装用による角膜の歪みなどが影響している可能性があります。 正確な処方箋を得るためには、コンタクトレンズを外した状態での検査が不可欠です。

「ハードを使用している方の視力変化には度数交換に応じません」という保証書の記載は、ハードコンタクトレンズの装用による視力変化は保証の対象外であることを意味します。 これは、視力変化が個々の状況によって大きく異なるため、一律の対応が難しいという事情によるものです。

通販サイトの活用と注意点

コンタクトレンズの通販サイトは、価格比較や豊富な品揃えが魅力ですが、視力測定やレンズのフィッティングは専門家にお任せすることが重要です。 通販サイトでは、レンズの種類や度数を確認し、自分に合った製品を選ぶための情報収集に役立ちます。しかし、最終的な判断は眼科医や眼鏡店で行うべきです。

通販サイトをうまく活用するコツと安心して選べるポイント

* 信頼できるサイトを選ぶ：ユーザーレビューやサイトの運営情報などを確認し、安心して利用できるサイトを選びましょう。
* 専門家のアドバイスを受ける：コンタクトレンズの選び方やケア方法については、眼科医や眼鏡店の専門家のアドバイスを聞きましょう。
* 価格だけでなく品質も重視：安価なレンズに魅力を感じますが、品質や安全性も確認することが大切です。

今回の経験を踏まえ、改めて正確な視力測定を行い、適切なメガネを作成しましょう。 長年のハードコンタクトレンズ装用による眼への負担も考慮し、定期的な眼科検診も忘れずに行いましょう。