コンタクトレンズを寝ながらつけてたらどうなるの？｜ソフトコンタクトの場合の危険性と対策

はい、コンタクトレンズをつけたまま寝てしまうと、様々なリスクが伴います。特にソフトコンタクトレンズであっても、決して安全とは言えません。 「ついつい寝落ち…」なんて経験、実は少なくないんですよね。私もかつては、徹夜明けの会議で…なんてことがありました（反省）。 今回は、ソフトコンタクトレンズをつけたまま寝てしまった場合の危険性と、それを防ぐための具体的な対策について、詳しく解説していきます。

コンタクトレンズをつけたまま寝ると何が危険なの？

ソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズに比べて酸素透過性が良いとはいえ、完全に酸素を通過させるわけではありません。睡眠中は、目を閉じているため、角膜への酸素供給が大幅に減少します。 これが、様々な眼のトラブルを引き起こす原因となるのです。

具体的には、以下の様な危険性があります。

• 角膜酸素欠乏症： 角膜に十分な酸素が供給されず、充血、痛み、視力低下などを引き起こします。重症化すると、角膜潰瘍や視力障害に繋がる可能性も。
• ドライアイ： 睡眠中は涙の分泌量が減少し、コンタクトレンズの摩擦によって、ドライアイが悪化します。目がゴロゴロしたり、異物感が強くなったりします。
• 細菌感染： コンタクトレンズは、雑菌が繁殖しやすい環境です。睡眠中は、まばたきの回数が減るため、レンズと目の間に汚れが溜まりやすく、細菌感染のリスクが高まります。結膜炎や角膜炎といった炎症を引き起こす可能性があります。
• アレルギー反応： コンタクトレンズの素材や、レンズに付着した汚れによって、アレルギー反応が起きやすくなります。睡眠中は、免疫力が低下しているため、より深刻な症状になる可能性も。

これらの症状は、一度起こってしまうと、治療に時間がかかったり、後遺症が残る可能性もあります。 「大丈夫だろう」と安易に考えて放置しないことが大切です。

コンタクトレンズをつけたまま寝てしまった！どうすればいいの？

もし、うっかりコンタクトレンズをつけたまま寝てしまった場合は、まず落ち着いて以下の手順に従いましょう。

1. **すぐにコンタクトレンズを外す**: 朝起きたら、すぐにコンタクトレンズを外します。 無理にこすらず、丁寧に外すことが重要です。
2. **目を清潔にする**: コンタクトレンズを外した後、清潔な生理食塩水などで目を洗い流し、異物を取り除きます。
3. **眼科を受診する**: 少しでも違和感を感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。 放置すると、症状が悪化してしまう可能性があります。 特に、視力低下、激しい痛み、充血などがある場合は、緊急で受診してください。

コンタクトレンズをつけたまま寝てしまうのを防ぐには？

「もう二度と寝落ちしない！」と誓っても、実際は難しいですよね。 そこで、いくつか具体的な対策をご紹介します。

• 寝る前に必ず外す習慣を作る**: 寝る前のルーティンに「コンタクトレンズを外す」という行動を組み込みましょう。 例えば、歯磨き後にコンタクトレンズを外すなど、他の習慣とセットにすることで、忘れにくくなります。
• 目覚まし時計を活用する**: 寝る前にコンタクトレンズを外すことを目覚まし時計のアラームでリマインドしましょう。 複数のアラームを設定するのも有効です。
• コンタクトレンズケースを目立つ場所に置く**: コンタクトレンズケースを枕元に置くなど、視界に入る場所に置いておくことで、外すことを意識しやすくなります。
• メガネを用意する**: 寝る前にメガネを用意しておけば、コンタクトレンズを外した後の視界の確保も安心です。
• 睡眠時間を確保する**: 十分な睡眠時間を確保することで、寝落ちのリスクを減らすことができます。 睡眠不足は、集中力や判断力を低下させ、うっかりミスにつながりやすいです。