コンタクトレンズ、規定時間超過や寝ながら装着はNG！その理由と安全な使い方

コンタクトレンズを規定時間以上装着したり、寝ながら装着するのは、様々なリスクを伴うため、絶対に避けるべき行為です。今回は、その理由と、安全にコンタクトレンズを使うための具体的な方法について詳しく解説します。当サイト「コンタクトレンズなび」運営者として、長年多くのユーザー様と接してきた経験から、分かりやすくお伝えします。

コンタクトレンズ装着時間の遵守が重要な理由

コンタクトレンズは、眼球に直接触れるデリケートなアイテムです。長時間装着することで、様々な問題が発生する可能性があります。

酸素不足による角膜へのダメージ

まず、最も大きなリスクは酸素不足です。私たちの角膜は、空気中の酸素を吸収して健康を保っています。コンタクトレンズは、空気の透過性を完全に阻害するわけではありませんが、装着することで酸素供給量が減少します。

長時間装着すると、角膜への酸素供給が不足し、角膜低酸素症を引き起こす可能性があります。これは、角膜が酸素不足でダメージを受け、視力低下や充血、痛み、最悪の場合、角膜潰瘍などの深刻な眼疾患につながる可能性があります。

1日使い捨てレンズであっても、24時間装着し続けると酸素不足のリスクは高まります。人間の体は、睡眠中も酸素を消費し続けています。仮に48時間起きていたとしても、24時間装着は避けるべきです。

細菌の繁殖リスクの増加

長時間装着すると、コンタクトレンズ表面に細菌や汚れが蓄積しやすくなります。これは、涙液の循環が滞り、レンズと眼球の間に汚れが溜まるためです。細菌の繁殖は、結膜炎などの感染症を引き起こす可能性があります。

特に、寝ている間は、まばたきの頻度が減り、涙液の循環も悪くなるため、細菌の繁殖リスクがさらに高まります。

タンパク質や脂質の付着

コンタクトレンズには、涙液中のタンパク質や脂質が付着し、レンズの曇りや視界の悪化を引き起こします。長時間装着すると、この付着物が蓄積し、異物感やゴロゴロ感などの不快症状を招きます。

1日使い捨てレンズでも24時間装着は危険！

1日使い捨てレンズは、その名の通り1日の使用を想定して作られています。24時間装着することで、上記で説明した酸素不足や細菌繁殖のリスクが大幅に増加します。

「48時間起きっぱなしで、24時間ごとに交換すれば大丈夫」という考えは、残念ながら危険です。たとえ新しいレンズに交換したとしても、長時間装着による角膜への負担は避けられません。

コンタクトレンズを安全に使うためのアドバイス

* 規定時間内での使用を厳守しましょう。
* 寝る際は必ずレンズを外しましょう。
* レンズの洗浄・消毒を正しく行いましょう。
　コンタクトレンズの洗浄・消毒方法については、パッケージや説明書をよく読んで、正しく行いましょう。当サイトでは、様々な洗浄液の比較情報も提供していますので、参考にしてみてください。
* 定期的に眼科医の診察を受けましょう。
　眼の状態をチェックしてもらうことで、早期発見・早期治療につながります。
* 少しでも違和感を感じたら、すぐにレンズを外し、眼科医に相談しましょう。

他のユーザーの工夫例

以前、当サイトのアンケートで、「長時間作業で目が疲れるので、1日使い捨てを12時間ごとに交換している」というユーザーさんがいらっしゃいました。これは、酸素供給をある程度確保する工夫として有効な方法かもしれません。しかし、個人差があるため、必ずしも全員に当てはまるわけではありません。ご自身の眼の状態をよく把握し、無理のない範囲で実践しましょう。

通販サイトをうまく活用するコツ

コンタクトレンズの通販サイトは、価格や種類が豊富なので、自分に合ったレンズを選びやすい反面、情報が多すぎて迷ってしまうことも。

* 信頼できるサイトを選ぶこと。
* レビューを参考にすること。
* 自分の眼の状態に合ったレンズを選ぶこと。

などが重要です。当サイト「コンタクトレンズなび」では、様々な通販サイトの比較情報や、レンズ選びのアドバイスを提供していますので、ぜひ活用してください。