ハードコンタクトレンズと眼球形状の変化：10年愛用者が遭遇したトラブルと解決策

10年以上もハードコンタクトレンズをご愛用されているとのこと、大変な経験をされたことと思います。 眼球の形状が変わる可能性、メーカーのミス、そして保証期間…様々な疑問が湧いてくるのも当然です。落ち着いて、一つずつ確認していきましょう。

眼球の形状は本当に変わる？

結論から言うと、眼球の形状は、時間経過とともに少しずつ変化する可能性があります。加齢による変化や、目の病気、生活習慣の変化などが影響するケースがあります。ただし、10日間で劇的に変わることは稀です。今回のケースでは、眼球形状の変化だけが原因とは言い切れません。

交換レンズが合わない理由：可能性を探る

今回のケースでは、いくつかの可能性が考えられます。

1. レンズの不良：メーカーのミス

交換レンズが「全く同じもの」と断定できるでしょうか？ 同じ度数、同じベースカーブ、同じ直径のレンズでも、製造過程で微妙な個体差が生じる可能性はあります。 特に、ハードレンズは精密な形状が求められるため、わずかな違いでも装着感に大きな影響を与えることがあります。

具体的なアドバイス： 交換レンズのスペック（度数、BC、DIAなど）を、古いレンズと比較してみてください。 少しでも違いがあれば、メーカーにその点を指摘しましょう。 写真や動画でレンズの形状を比較できれば、より説得力が増します。 また、レンズの製造番号なども記録しておくと役立ちます。

2. フィッティングの不足

「フィッティングせずにそのまま貰って帰った」とのこと。これが大きなポイントです。 ハードレンズは、眼球にぴったりとフィットすることが重要です。 新しいレンズを受け取った際に、眼科医によるフィッティング（レンズのカーブや直径が眼球に合っているかを確認する検査）が行われていなかったことが、装着感の悪さに繋がっている可能性が高いです。

具体的なアドバイス： コンタクトレンズ専門店に再度相談し、必ずフィッティングを受けてください。 眼科医が眼球の状態を改めて確認し、適切なレンズを提案してくれるはずです。「以前のレンズと全く同じものを」と主張するのではなく、「以前は問題なく使えていたのに、交換レンズでは合わない」という点を強調しましょう。

3. コンタクトレンズの取り扱い上の問題

レンズに傷がついた経緯について、もう少し詳しく教えていただければ幸いです。 レンズの傷が、眼球への負担を増大させていた可能性も否定できません。 また、レンズの洗浄・保存方法にも問題が無かったか確認が必要です。

具体的なアドバイス： コンタクトレンズの取り扱い説明書をもう一度確認し、適切な洗浄・保存方法を守っているか確認しましょう。 他のユーザーの工夫としては、レンズケースを定期的に交換したり、洗浄液をこまめに変えるといった方法があります。

4. 保証期間の問題

保証期間ギリギリだったという点も気になります。 保証期間内に問題が発生したにも関わらず、新しいレンズの購入を迫られたことに対しては、抗議しても構いません。 クレーマーではありません。 正当な権利を主張しているのです。

具体的なアドバイス： 購入した店舗やメーカーに、丁寧に状況を説明し、対応を求めましょう。 メールや電話だけでなく、書面で経緯を記録しておくことも有効です。 必要であれば、消費者センターなどに相談することも検討してください。

通販サイトを活用する際のポイント

今回のケースでは、実店舗での購入でしたが、通販サイトを利用する際にも注意すべき点があります。

* 販売店の評判を確認する： レビューサイトなどで、販売店の評判を事前にチェックしましょう。
* 返品・交換の条件を確認する： 返品・交換の条件をしっかり確認し、納得した上で購入しましょう。
* 問い合わせ窓口を確認する： 何か問題が発生した場合に、すぐに問い合わせができるように、問い合わせ窓口を確認しておきましょう。

通販サイトをうまく活用するコツは、情報を集め、比較検討することです。「コンタクトレンズなび」のような比較サイトも活用して、自分に合ったレンズと販売店を選びましょう。安心して選べるポイントは、販売店の信頼性、返品・交換の容易さ、そして丁寧な顧客対応です。