1ヶ月保存OK？ソフトコンタクトレンズの長期保存方法と保存液選び

コンタクトレンズを快適に、そして安全に使うためには、正しい保存方法が大切ですよね。特に、使い捨てではないソフトコンタクトレンズは、適切な保存液とケースを使って管理することが、目の健康を守る上で非常に重要です。 今回は、1ヶ月間の保存を目標に、保存液やケース選びのポイント、そして安全な保存方法について詳しく解説していきます。

コンセプトワンステップと長期保存

まず、ご使用のコンセプトワンステップについてですが、これは「多機能型保存液」と呼ばれるタイプで、洗浄・すすぎ・消毒・保存を1本で行える便利な製品です。しかし、その性質上、長期間の保存には向いていないことが多いのです。説明書にもあるように、7日以上の保存は推奨されていません。これは、保存液の殺菌効果が時間とともに低下し、雑菌の繁殖リスクが高まるためです。

6日以内に古い液を捨てて新しい液と交換する、という方法も、必ずしも安全とは言い切れません。 確かに、新しい保存液で交換すれば一時的には殺菌効果が回復しますが、レンズのタンパク質汚れや脂質汚れは完全に除去できない可能性があり、長期間保存することで、それらが繁殖の温床になるリスクがあります。

ソフトレンズ用保存液とケース：メーカーはどこでも大丈夫？

結論から言うと、ソフトレンズ用の保存液とケースであれば、基本的にどのメーカーのものでも問題ありません。ただし、いくつか選ぶ際のポイントがあります。

保存液を選ぶ際のポイント

* **殺菌成分の種類と効果：** 多くの保存液は、ポリヘキサニドや塩化ベンザルコニウムなどの殺菌成分を含んでいます。これらの成分の濃度や種類によって、殺菌効果や目の刺激性が異なります。刺激が少なく、高い殺菌効果を持つ製品を選びましょう。 中には、タンパク質除去効果の高い製品もありますので、汚れが気になる方はそちらを選ぶのも良いでしょう。
* **成分表示の確認：** 自分の目に合うかどうかを確認するために、成分表示をしっかり確認しましょう。過去にコンタクトレンズを使用中に、目のトラブルを起こした経験がある方は、特に注意が必要です。 アレルギー体質の方や、敏感な目の方は、低刺激性の製品を選ぶことをおすすめします。
* **保存期間の確認：** 開封後の保存期間も確認しましょう。開封後、長期間使用できない製品もありますので、使用頻度に合わせて適切な容量のものを選びましょう。

ケースを選ぶ際のポイント

* **素材：** 清潔に保ちやすく、レンズへのダメージが少ない素材を選びましょう。
* **形状：** レンズの出し入れがしやすい形状のものを選びましょう。
* **通気性：** 通気性が良いケースは、レンズの乾燥を防ぎ、雑菌の繁殖を抑える効果があります。

保存液は毎日交換すべき？

理想的には、毎日保存液を交換することをおすすめします。 これは、雑菌の繁殖を防ぎ、常に清潔な状態を保つためです。 しかし、現実的には毎日交換が難しい方もいるでしょう。その場合は、少なくとも2～3日に1回は交換し、ケースも定期的に洗浄・乾燥させるようにしましょう。

1ヶ月保存するための具体的なアドバイス

1ヶ月間の保存を希望されるのであれば、上記のポイントを踏まえた上で、以下の手順で保存することをお勧めします。

1. **レンズの洗浄と消毒:** コンセプトワンステップで洗浄・消毒した後に、新しいソフトレンズ用保存液と清潔なケースを使用します。
2. **保存液の交換:** 2～3日に1回は必ず保存液を交換しましょう。
3. **ケースの洗浄:** 保存液を交換する度に、ケースも洗浄・乾燥させます。ぬるま湯で洗い、自然乾燥させましょう。
4. **レンズの状態確認:** 保存中にレンズに異常がないか、定期的に確認しましょう。変色や破損が見られた場合は、使用を中止してください。

他のユーザーの工夫

当サイトのユーザーの中には、保存液を交換する際に、ケースを熱湯消毒（耐熱性のケースに限る）したり、紫外線殺菌器を使用したりする方もいます。ただし、熱湯消毒はケースの変形に繋がる可能性もありますし、紫外線殺菌器の効果についても、レンズの種類や保存液の種類によっては効果が期待できない場合もありますので、注意が必要です。

通販サイトをうまく活用するコツ

通販サイトでは、様々なメーカーの保存液やケースが比較検討できます。レビューも参考にしながら、自分のニーズに合った製品を選びましょう。 また、定期購入を利用すれば、割引価格で購入できる場合もあります。 ただし、安価な製品の中には、品質が低いものもあるため、注意が必要です。 信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。

安心して選べるポイント

信頼できるメーカーの製品を選ぶこと、そして、製品の説明書をよく読んで使用することが、安心してコンタクトレンズを使用するための重要なポイントです。 不明な点があれば、眼科医やコンタクトレンズ販売店に相談しましょう。