最強度の近視（-16D）と視力：乱視の影響と矯正の限界について

-16Dという強い近視、そして目を細めると見え方が変わる…お気持ち、よく分かります！ コンタクトレンズ選びは、まさに「視界の命綱」ですからね。 私も過去に、お客様から同様のご相談を数多く受け付けてきました。今回は、あなたの疑問を丁寧に解き明かしていきましょう。

乱視の可能性と、目を細める理由

まず、「目を細めるとよく見える」という点ですが、これは乱視の可能性が高いです。乱視とは、角膜や水晶体の形状が不均一なため、光の屈折が不均一になり、ピントがボケてしまう状態です。目を細めることで、角膜の形状を一時的に変化させ、光の屈折を調整しようとする無意識の行動なんです。まるで、自然な「ピンホールカメラ」効果ですね。

-16Dの近視の場合、乱視が併発しているケースは珍しくありません。 近視の度数が強いと、角膜の形状に影響が出やすく、乱視も起こりやすくなる傾向があるからです。 0.7の視力でも、乱視があれば、よりシャープな視界を得るには、乱視の度数を考慮したコンタクトレンズが必要になります。

最強度の近視と矯正の限界

次に、「最強度の近視だと矯正が効きにくくなる」という点ですが、これはある程度事実です。 度数が強いほど、レンズの厚みやカーブが大きくなり、レンズ自体の光学的な特性が影響して、完璧な矯正が難しくなる場合があります。 特に周辺部の視界の歪み（周辺部像収差）は、高屈折率レンズを使用しても完全に解消できないケースもあります。

しかし、「矯正が効きにくい」＝「全く矯正できない」ではありません。 技術の進歩により、高酸素透過性素材や非球面設計などの高度な技術が用いられたコンタクトレンズが登場し、以前より快適で、より正確な矯正が可能になっています。

具体的なアドバイス：より良い視界を得るために

では、あなたはどうすれば良いのでしょうか？ 具体的なアドバイスを3点お伝えします。

1. **眼科医による精密検査:** まずは眼科医を受診し、最新の機器を用いた精密な検査を受けてください。近視度数、乱視度数、角膜形状などを正確に測定してもらうことが重要です。 単に「-16D」という度数だけでなく、乱視の有無や軸、そして角膜の形状などを詳細に把握することで、より最適なコンタクトレンズを選択できます。

2. **多焦点コンタクトレンズの検討:** 強い近視の場合、多焦点コンタクトレンズが有効な場合があります。 これは、近距離と遠距離の両方にピントを合わせることができるレンズで、特に年齢とともに近視と老視が併発するケースで効果を発揮します。 ただし、すべてのケースで効果があるわけではありませんので、眼科医と相談の上、検討してください。

3. **通販サイトの活用（賢く！）：** コンタクトレンズ通販サイトは、様々な種類のレンズを比較検討できる便利なツールです。「コンタクトレンズなび」のような比較サイトを活用し、自分の目に合ったレンズを探しましょう。ただし、レンズの購入は必ず眼科医の処方箋に基づいて行いましょう。 通販サイトはあくまで比較検討のツールであり、自己判断での購入は危険です。

他のユーザーの工夫としては、レンズの種類を複数試してみる方もいます。 例えば、ソフトレンズとハードレンズ、あるいは異なるメーカーのレンズを比較することで、自分に最適なレンズを見つけることができるでしょう。 ただし、レンズの交換頻度やケア方法にも注意が必要です。

通販サイトをうまく活用するコツ

通販サイトをうまく活用するには、以下の点を意識しましょう。

* **処方箋に基づいて購入する:** これは絶対に守るべきルールです。
* **価格だけでなく、レンズの素材や機能も比較する:** 安さだけで選ぶのではなく、酸素透過率やUVカット機能なども考慮しましょう。
* **レビューを参考に選ぶ:** 他のユーザーのレビューは、レンズ選びの参考になります。
* **信頼できるサイトを選ぶ:** サイトの安全性や顧客対応などを確認しましょう。

安心して選べるポイントは、やはり眼科医の適切なアドバイスと、信頼できる通販サイトの利用です。 焦らず、じっくりと自分に合ったレンズを見つけていきましょう。