先天性白内障と高屈折力…眼鏡とコンタクトの併用で視力改善の可能性は？

先天性白内障の手術後、眼鏡で視力矯正をされているとのこと、そして眼鏡を離して見た時の良好な視力に驚かれたとのこと、ご相談ありがとうございます。 これは非常に興味深い現象で、専門家の意見を仰ぐ必要があるケースです。 コンタクトレンズナビの管理人として、この状況について詳しく解説し、具体的なアドバイスをさせていただきます。

眼鏡を離してよく見える理由

まず、眼鏡を離してよく見えた理由ですが、これは「遠近両用効果」のようなものと考えて良いでしょう。 通常、プラス度の眼鏡は、近方視（近くを見る）に適しています。しかし、ご自身の眼鏡の度数（+13.00D）は非常に強い度数です。これは、水晶体摘出術後の高度な遠視を補正するためでしょう。

プラス7度の眼鏡では、近すぎるためピントが合わず見えにくかったものの、眼鏡を離すことで、眼鏡の屈折力とご自身の眼の屈折力の組み合わせが、ちょうど良い焦点距離を作り出したと考えられます。 つまり、眼鏡自体は弱すぎるものの、距離を調整することで、ご自身の眼の残存屈折力と眼鏡の屈折力をうまく足し合わせて、遠方視（遠くを見る）に最適な状態になったのです。これは、まるで自然な遠近両用レンズのような効果を生み出していると言えるでしょう。

実用的な視力改善の可能性

では、この現象を活かした実用的な視力改善は可能でしょうか？ 結論から言うと、可能性はあります。しかし、それは「眼鏡とコンタクトレンズの同時使用」という単純な方法ではなく、より精密な検査と処方箋に基づいた方法が必要になります。

1. 詳しい眼科検査

まず、信頼できる眼科医に精密な検査を受けてください。 現在の屈折状態、残存水晶体の状態、そして眼鏡を離して見た時の視力状態などを詳しく調べてもらう必要があります。 単なる視力検査だけでなく、眼軸長や角膜形状なども測定してもらいましょう。 これらのデータが、適切な矯正方法を選択する上で非常に重要になります。

2. 個別化された処方箋

検査結果に基づき、眼科医から適切な処方箋を発行してもらいます。 可能性としては、以下の様な処方が考えられます。

* **多焦点コンタクトレンズ:** 遠方と近方の両方にピントを合わせることができるレンズです。 ご自身のケースでは、遠方視に重点を置いた処方となるでしょう。
* **遠視用コンタクトレンズ + 弱度数眼鏡:** コンタクトレンズで遠方視を矯正し、近方視が必要な時は弱度数の眼鏡を併用する。
* **カスタムメイドレンズ:** ご自身の目の状態に完全に合わせた、特注のコンタクトレンズや眼鏡です。 より高い精度が求められる場合に有効です。

3. 複数眼科医へのセカンドオピニオン

重要なのは、複数の眼科医に相談し、セカンドオピニオンを得ることです。 特に高度な矯正が必要なケースでは、専門医の意見を比較検討することで、より安全で効果的な方法を選択できます。 コンタクトレンズナビでは、全国の眼科医の情報も提供していますので、必要であれば活用してみてください。

通販サイトの活用と注意点

コンタクトレンズの購入は、必ず眼科医の処方箋に基づいて行いましょう。 通販サイトは便利ですが、自己判断で度数を変更したり、処方箋なしで購入することは絶対に避けてください。 目の健康を損なう可能性があります。

通販サイトを利用する際のポイントは、以下の通りです。

* **信頼できるサイトを選ぶ:** 販売実績や顧客評価などを確認し、安心できるサイトを選びましょう。
* **価格比較:** 同じ商品でも価格が異なる場合がありますので、複数サイトを比較検討しましょう。
* **配送方法:** 迅速かつ安全な配送方法を選択しましょう。
* **返品・交換制度:** 万が一、商品に問題があった場合に備えて、返品・交換制度を確認しておきましょう。

通販サイトをうまく活用するコツと安心して選べるポイント

通販サイトをうまく活用するには、まず自分の目の状態を正確に把握することが重要です。眼科医の診察を受け、適切な処方箋を発行してもらうことで、安心してコンタクトレンズを選ぶことができます。 価格や配送方法だけでなく、サイトの信頼性や顧客サポート体制も確認しましょう。 レビューや口コミなども参考になります。