メガネ度数（右D、左C）からコンタクトレンズのPWRを推測する方法

メガネとコンタクトレンズ、どちらも視力を矯正するアイテムですが、実は度数の表記方法や、眼球への作用の仕方が少し違います。そのため、メガネの度数からコンタクトレンズのPWRを単純に割り出すことはできません。 「右D、左C」という情報だけでは、正確なコンタクトレンズのPWRを判断することは難しいんです。 でも、ご安心ください！ 今回は、その理由と、より正確なPWRを知るための方法を詳しく解説します。

メガネ度数とコンタクトレンズPWRの違い

まず、重要なのは「メガネの度数とコンタクトレンズの度数は必ずしも一致しない」ということです。これは、メガネレンズが目の前方にあるのに対し、コンタクトレンズは眼球に直接装着されるため、光の屈折具合が異なるからです。 メガネレンズは、目の表面からある程度の距離を置いて光を屈折させますが、コンタクトレンズは目の表面に直接触れているため、より眼球に近い位置で屈折が起こります。この違いが、度数のずれに繋がります。

さらに、メガネの度数は球面度数（SPH）と円柱度数（CYL）、軸（AXIS）の3つの要素で構成されるのに対し、コンタクトレンズのPWRは主に球面度数に相当します。 乱視がある場合（今回の「C」が円柱度数を示している可能性が高い）、コンタクトレンズではトーリックレンズという特殊なレンズが必要になります。 「D」と「C」がそれぞれ球面度数と円柱度数を表している場合、単純にPWRをDの数値と考えるのは不正確です。

正確なPWRを知るためのステップ

では、どうすれば正確なコンタクトレンズのPWRを知ることができるのでしょうか？ 結論から言うと、眼科医による検査が不可欠です。

1. **眼科を受診する:** これが一番確実な方法です。眼科医は、最新の検査機器を用いて、あなたの目の状態を正確に測定し、適切なコンタクトレンズの度数（PWR）を決定してくれます。 乱視の有無や度合いも正確に測定してもらえます。

2. **視力検査を受ける:** 眼科では、視力検査、角膜形状の測定、眼圧測定など、いくつかの検査が行われます。これにより、あなたの目に最適なコンタクトレンズの種類とPWRが決定されます。

3. **コンタクトレンズの種類を選ぶ:** 検査の結果に基づき、眼科医が適切なコンタクトレンズの種類（1day、2週間交換、1ヶ月交換など）とPWRを提案してくれます。 乱視がある場合は、トーリックレンズが必要になります。

4. **試着と調整:** 処方されたコンタクトレンズを試着し、違和感がないか、視力がきちんと矯正されているかを確認します。 必要に応じて、PWRの微調整が行われることもあります。

通販サイトの活用と注意点

当サイト「コンタクトレンズなび」のような通販比較サイトは、コンタクトレンズの価格比較や種類選びに役立ちますが、PWRの決定には利用できません。 通販サイトでコンタクトレンズを購入する際には、必ず眼科で処方された度数を使用してください。 間違った度数のコンタクトレンズを使用すると、視力低下や眼精疲労、最悪の場合、眼病を引き起こす可能性があります。

他のユーザーの工夫

当サイトへの問い合わせで、以前メガネ度数からコンタクトレンズの度数を推測して注文し、失敗したというケースがありました。その方は、最終的には眼科を受診し、適切な度数のコンタクトレンズを手に入れられました。 「時間とお金の節約になるかも」と安易に考えてしまう気持ちも分かりますが、目の健康は本当に大切です。 後悔しないためにも、必ず眼科を受診することをお勧めします。

通販サイトをうまく活用するコツ

眼科で処方された度数が分かれば、通販サイトは価格比較や、自分に合ったレンズの種類（1day、2週間交換など）を選ぶのに非常に役立ちます。 複数のサイトを比較することで、お得な価格でコンタクトレンズを購入できるでしょう。 また、レビューなども参考にすると、より安心して購入できます。

安心して選べるポイント

* 眼科医の処方箋があること：これが一番重要です。
* 信頼できる通販サイトを選ぶこと：正規品を扱っているか、個人情報の保護体制がしっかりしているかを確認しましょう。
* レビューや口コミを確認すること：他のユーザーの意見は参考になります。